Ruby関連のことを調べてみた2023年07月31日

Ruby関連のことを調べてみた2023年07月31日

異なるOS間でのGemfile.lockの競合を解決する方法

## はじめに

オリジナルプロダクト(ポートフォリオ)のデプロイに向けて、最新のソースコードをAWS EC2に反映させようとしたところ、`Gemfile.lock` の競合が発生しました。
その原因と解決方法についてまとめました。

### 開発環境

– ローカルマシン
– OS:macOS Ventura
– AWS EC2
– OS:Amazon Linux 2
– 共通
– Ruby:3.2.2
– Rails:7.0.6
– Bundler:2.4.13

## エラーメッセージ

EC2 に`git pull`で最新のソースコードを反映させようとしたところ、以下のエラーメッセージが表示されました。

“`
error: Your local changes to the following files would be overwritten by merge:
Gemfile.lock
Please commit your changes or stash them before you merge.
“`

「次のフ

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Railsのルーティング: resources と resource の違いとメリット

# はじめに
Ruby on Railsのルーティングには、`resources`と`resource`の二つの非常に便利なメソッドがあります。これらはRESTfulなルーティングを自動的に生成し、それぞれのコントローラアクションへのパスを簡単に作成することができます。

### resources
`resources`メソッドは、指定したリソースに対する標準的なRESTfulルーティングを自動的に生成します。

例えば、config/routes.rbに以下のように記述すると、
“`ruby routes.rb
resources :users
“`

`UsersController`のアクションに対応した7つのルーティング(index, show, new, edit, create, update, destroy)が自動的に生成されます。また、これらのルーティングに対応したパスヘルパーメソッドも自動的に提供されます。

### resource
`resource`メソッドは、`resources`と同様にルーティングを自動生成しますが、こちらは単数形リソースを表現しま

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Docker ComposeでRailsアプリ(Rails6.0.6/Ruby3.0.2 + PostgreSQL環境)をdocker化する

# はじめに
今回は既存のrailsアプリケーション環境をdocker化したので、そちらについてまとめていきます。dockerイメージの軽量化のためマルチステージビルドを採用しています。

# マルチステージビルドについて
**マルチステージビルド**とは、複数のイメージを用いたビルド方法のことです。何やら難しそうに聞こえますが、内容としてはシンプルです。
+ `FROM` を複数用意してそれぞれに名前を付ける(これが「**ステージ**」になります)
+ 各ステージは独立した一時的なイメージとして扱い、最終ステージだけが最終的な出力イメージとして保存される
+ 後のステージから前のステージを `–from` を使って参照でき、前のステージからファイルをコピーできる

マルチステージビルドを用いることで、**一つのDockerfileで複数のイメージをビルド**することができます。要は**Dockerイメージのビルドを効率的で、最適化されたものにするためのテクニック**です。

マルチステージビルドを使用する大きな目的は以下の2つになります
+ Dockerfileを読みやすく保守し

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Lambdaで「libcrypt.so.1: cannot open shared object file: No such file or directory」を解消

# はじめに

今回の記事は、Ruby3.2でLambdaを使用しようとしたときに、「/var/lang/bin/ruby: error while loading shared libraries: libcrypt.so.1: cannot open shared object file: No such file or directory」というエラーが出たので、”**力業**”で解消したときのお話です。もしかしたらRubyでも[こちら(Pythonです)](https://github.com/keithrozario/Klayers)のように、出来上がったレイヤーを配布しているかもしれませんので、お時間ある方は探してみてください。

# なぜエラーがでたのか?

Lambdaでは最近Rubyの3.2のランタイムが提供されるようになりました。しかし、Rubyのランタイムが依存しているLinux依存のライブラリまでは網羅されていないため、見つけることができずタイトルにあるエラーが出てしまいました。

# どのように解消したのか?

別の環境でライブラリをLambdaのレイヤーとし

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【Ruby】frozen_string_literal: trueとは?

Ruby on Railsでのコーディングの際、`frozen_string_literal: true`というコードが先頭に実装されている場面をよく見かけ、なんだろう?と思い調べてみました。

備忘録としてこちらに残しておきます。

# コード
“`ruby:ruby
frozen_string_literal: true
“`

# frozen_string_literal: trueって何?
– このコード`frozen_string_literal: true`は、Rubyファイルの先頭に書かれるマジックコメントの一つである。
– このマジックコメントがあると、そのファイル内で定義された文字列リテラル(`” “`や`’ ‘`で囲まれた文字列)は全て凍結される。つまり、それらの文字列は不変になり、後から変更できなくなる。
– なぜこんなことをするのかというと、処理の高速化やメモリの節約につながるから。文字列の変更が頻繁に行われると、その都度新しい文字列オブジェクトが生成されてメモリを消費する。しかし、文字列を凍結してしまえば、その心配がなくなる。

# その他、参考にな

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Webhookを活用したMicrosoft Teamsへのメッセージ投稿方法

## はじめに
今回の記事ではWebhookを用いたMicrosoft Teamsへのメッセージ投稿の方法について記述する。
## Webhookとは
Webhookとは、あるシステムに何か特定のイベントが起きた時にサーバーからクライアントに通知するための手法の一つ。APIはユーザーからのリクエストに基づいて情報を提供するのに対し、Webhookは特定のイベントが発生した際に自動的に情報を送信する。

## Microsoft TeamsでWebhookを設定する
– Teamsアプリの右上の三点リーダーをクリック
![](https://github.com/junpei314/Apprentice/blob/main/blog/Webhook1.png?raw=true)
– コネクタをクリック
![](https://github.com/junpei314/Apprentice/blob/main/blog/Webhook2.png?raw=true)
– Incoming Webhookを追加する
![](https://github.com/junpei314/Appren

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Tailwind CSSでフッターを固定する

## はじめに
こんにちは、エンジニア転職を目指してRailsを学習中のチータです!?
現在、ポートフォリオを作成中で、CSSのフレームワークにTailwindを使用しています。
そこで、コンテンツ量の少ないページ(ログインなど)を作成していた際に、フッターが下部に固定されず、フッターの下に余白ができて違和感を感じていました。

## どういう状況か?
今回はログイン画面で説明します。
修正する前のビューのコードとブラウザでの表示は以下のような状況です。
“`application.html.erb

.
.

<%= render 'shared/header' %>
<%= render 'shared/flash' %>

<%= yield %>

<%= render 'shared/footer' %>


“`
“` sessions/new.html.erb

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ransackで、パラメータに空白が含まれていても許可するよう設定する

# はじめに

Rails の gem で、ransack を使用時に、現状の仕様(v4.0.0)だと、パラメータの中に空白があったら自動的に削除されてしまいます。
それを空白があった場合でも許可するように設定する必要がありました。対処法を以下にまとめましたので、良ければご覧ください。

# 結論

`config/initializers/ransack.rb`に、`c.strip_whitespace = false`を追加すれば、空白も許可してくれるようになります。

“`ruby: config/initializers/ransack.rb
Ransack.configure do |c|
# Change whitespace stripping behaviour.
# Default is true
c.strip_whitespace = false ## 追加
end
“`

:::note warn
ディレクトリ構成は違う可能性がありますので、ご自身の構成に合わせて修正をお願いいたします。
:::

# なぜ c.strip_whitespace

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Rubyの将来性

# 目次
1. [Rubyとは](#Rubyとは)
1. [フレームワーク](#フレームワーク)
1. [Rubyのフレームワークの公開案件数](#Rubyのフレームワークの公開案件数)
1. [将来性](#将来性)
1. [「Rubyは将来性がない」と言われる理由](#「Rubyは将来性がない」と言われる理由)

# Rubyとは
1. [概要](#概要)

### 概要
1995年に一般公開されたオブジェクト指向スクリプト言語

# フレームワーク
## Ruby on Rails
「MVCアーキテクチャ」に基づいて構築されたフレームワーク
Twitter, クックパッドはRuby on Rails

#### メリット
Web開発向けのフレームワークとして設計されるため、Webアプリケーションを作るのに適している

#### デメリット
機能が多い為、実行速度が遅い
※そもそもRubyはインタープリタ方式である為、コンパイル方式の言語よりも実行速度が遅くなる

Bootstrap|ハンバーガーメニューを作成する

Bootstrapを用いて、ハンバーガーメニューを作成する方法

## 1. メニューを作成

⭐️div要素に classと idを追加する
 collapse, navbar-collapse … ハンバーガーメニューで開く要素
 任意のid…ハンバーガーメニューで開く要素には任意のidを命名する

“`

“`

## 2.ハンバーガーメニュー部分を作成

⭐️解説
 button … ハンバーガーメニューは button要素

 navbar-toggler … ハンバーガーメニュー用のスタイル
 data-toggle=”col

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Rails | deviseのUserにnameを追加する方法

Ruby on Rails の Gemである deviseを利用し、
Userモデルに nameカラムを追加する方法。

# deviseのインストール

1️⃣ Gemfileに gem ‘devise’ を追記
2️⃣ bundle install コマンドを実行
3️⃣ rails g devise:install コマンドを実行

# deviseの Userに nameを追加

1️⃣ rails g devise User コマンドを実行
2️⃣ deviseのコントローラー自体は編集することができない。
  そのため、application_controller.rbを以下のように記載

“`php:app/controllers/application_controller.rb

class ApplicationController < ActionController::Base before_action :configure_permitted_parameters, if: :devise_controller? protected

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ルーティングのnamespaceとは??

Ruby on Railsを使ってアプリケーションを開発していると、namespaceという単語を耳にすることが多くあります。ここでは、特にルーティングのコンテキストでのnamespaceについて説明します。

# namespaceとは何か?
`namespace`とは、ルーティングを一定の範囲(名前空間)でグループ化するための方法です。これにより、同じコントローラー名やアクション名を異なる範囲で使い分けることができます。

##### `namespace`の基本的な使用法
例えば、管理者向けのページを作成する際には、namespaceを用いてadminという名前空間を作成します。
“`ruby :routes.rb
namespace :admin do
resources :users
end
“`

上記のようにルーティングを設定すると、`Admin::UsersController`が作成され、その中にあるアクションへのルーティングが設定されます。また、ビューも`app/views/admin/users`ディレクトリの下に作成します。

#### namespac

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【Ruby】テスト点数の降順で並べ替えて出力するプログラム

Rubyを使ったロジックの実装について学習しています。
今回は、並べ替えに関するロジックについてメモしていきます。

# やりたいこと

**テストの点数の降順で並べ替え、順位をつけて出力したい。**

“`ruby
array = [[“山田”, 89],[“菅野”, 65],[“田中”, 59],[“斉藤”, 78],[“竹下”, 97]]
“`

### こんな感じで出力したい

“`ruby
1位: 竹下 97点
2位: 山田 89点
3位: 斉藤 78点
4位: 菅野 65点
5位: 田中 59点
“`

### 補足
– 名前、点数の順番で、多重配列で保存されている。
– 降順は、数字の大きい方が上で、小さい方に向けて並べる。

# 完成コード

“`ruby
array = [[“山田”, 89],[“菅野”, 65],[“田中”, 59],[“斉藤”, 78],[“竹下”, 97]]

sort_array = array.sort{|a,b| b[1] <=> a[1]}

sort_array.each_with_index do |data, index

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【コマンドラインのオプションが使えるようになる】Rubyのライブラリoptparseについて

# はじめに
### optparseとは?
プログラムをコマンドラインで実行するとき、オプションや引数を指定できるようにするRubyの標準ライブラリです。

ライブラリについて、わからない人は以下の記事を一読すると良いかと思います。

https://qiita.com/sugamaan/items/d7871da28c0160b69609

# オプション定義のコード例
次の項でこちらのコードに関して、説明していきたいと思います。
“`sample.rb
require ‘optparse’
opt = OptionParser.new

opt.on(‘-a’) do |v|
p v
end

opt.parse!(ARGV)
p ARGV
“`
実行結果↓
“`
ruby sample.rb -a foo
# => true
[“foo”]
“`

# コードの解説 (使い方)
### 1. optparseライブラリの読み込み
optparseはRubyの組み込みライブラリではないため、使用するためには読み込む必要があります。
“`
require

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Sorbet で `typed: false` で起きうるエラーを調べる方法

Sorbet を既存のコードに導入する際、気にするのが strictness level (`# typed: XXX` の XXX の部分) の選択だと思います。最初はほとんどのファイルを `typed: false` で始めると思いますが、結局これはどういうエラーを検知するのか (検知してしまうのか) 気になると思います。

公式のリファレンス (https://sorbet.org/docs/static) に解説はありますが、どういうエラーが起きうるのかについて抽象的な説明です。また、実際に Sorbet を実行したとき、「あれ、これ `typed: false` でも怒られるの?」みたいに、結構想像とギャップが出ると思います。

この記事では具体的にどの strictness level でどのようなエラーが起きうるかの調べ方を紹介します。

## 1. ソースコードからエラーを探す

早速ですが、悲しいことにどのエラーがどの strictness level で起きうるかは、ドキュメント化されておらず、ソースコードを読むしかありません。
が、幸いにも、エラーの定義は特定の

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Ruby の文字列の展開の書き方 [式展開, sprintf, `String#%`]

Ruby の文字列の展開の書き方として以下の2点をまとめます。

– 式展開
– フォーマット文字列 sprintf, format, `String#%`

`String#%` のドキュメントを忘れやすいため備忘です。

## 式展開

https://docs.ruby-lang.org/ja/latest/doc/spec=2fliteral.html#exp

リテラルの式展開

“`ruby
# ($ruby = “RUBY”の場合)

“my name is #{$ruby}” #=> “my name is RUBY”
‘my name is #{$ruby}’ #=> “my name is #{$ruby}”
“`

> ダブルクォート(“)で囲まれた文字列式、コマンド文字列および正規表現の中では#{式}という形式で式の内容(を文字列化したもの)を埋め込むことができます。式が変数記号($,@)で始まる変数の場合には {}を省略して、#変数名という形式でも展開できます。文字#に続く文字が {,$,@でなければ、そのまま文字#として解釈されます。明示的に式展開を止め

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Rails7で’rails new’するさいにBootstrapを指定するとエラーが発生してしまう

## 環境

:::note
* **ruby**: ruby 3.2.2 (2023-03-30 revision e51014f9c0) [x86_64-darwin21]
* **rails**: Rails 7.0.6
* **node**: v15.14.0
* **yarn**: 1.22.19
:::

## 現状

“`console
rails new . -c=bootstrap
“`

最後でこのようなエラーが出る

“`console
yarn run v1.22.19
$ sass ./app/assets/stylesheets/application.bootstrap.scss:./app/assets/builds/application.css –no-source-map –load-path=node_modules
rbenv: sass: command not found

The `sass’ command exists in these Ruby versions:
2.5.1
2.6.3
2.6.4
2.6

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allow_nil: trueとは

# はじめに
Ruby on Railsでは、データモデルのバリデーションを設定することが一般的です。その一部として、`allow_nil: true`というオプションが存在します。この記事では、`allow_nil: true`がどのように動作し、それがどのような状況で役立つのかを詳しく解説します。
### `allow_nil: true`の基本的な動作
`allow_nil: true`オプションは、指定した属性のバリデーションを行う際に使用されます。このオプションが設定されていると、属性の値がnilの場合にはバリデーションがスキップされます。つまり、その属性がnilでもバリデーションエラーにはならないのです。
### 例えば
Userモデルに`reset_password_token`属性属性が存在し、以下のようなバリデーションが設定されているとします。
“`ruby:user.rb
validates :reset_password_token, uniqueness: true, allow_nil: true
“`
いくつかのシナリオを見てみます。
①`reset_p

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【Ruby】お金を最小限の枚数の紙幣・硬貨で支払う式

Rubyを使ったアルゴリズムについて学習しています。

今回は、特定の金額を与えられたときに、どのようにそれを最小の枚数の紙幣と硬貨に分けるかを求めていきます。

# 完成コード

“`ruby
money = 7468
currencies = [10000, 5000, 1000, 500, 100, 50, 10, 5, 1]
result = {}

currencies.each do |currency|
count = money / currency
money %= currency
result[currency] = count
end

puts result
“`

このコードは各紙幣・硬貨で金額を割ってその商(枚数)を得て、それをresultハッシュに保存している。そして、その紙幣・硬貨で金額を割った余りを次の紙幣・硬貨の計算のための金額とする。これを最小の紙幣・硬貨まで繰り返すことで、最小の枚数で金額を分けることができる。

# コードの解説

このコードは、ある金額を最小の紙幣と硬貨の枚数で 表すためのプログラム。
1. 最初に `m

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【Ruby】 コロン:の使い方3選

参考:ちゃんるび!さんのudemy動画がとても分かりやすかったです
https://www.udemy.com/course/ruby-on-rails-c/learn/lecture/24901088#reviews

## シンボル ex) :name, :sbl
– (誤解を恐れずにいうと)Stringの上位互換
– 最初に`:`があったらシンボルと思ってよし
– `不変で重複がない`ため、一意の識別子として頻繁に使用される

## シンボルをキーとしたハッシュ
**定義**
※どちらもまったく同じハッシュが作成される
“`ruby
hash = { :id => 1, :name => ‘saku’ }
hash = { id: 1, name: ‘saku’ } #(省略系)
“`

**参照**
“`ruby
# ‘saku’ を取り出す)
hash[ :name ]
“`

ハッシュは Key の重複を許さないため、同じく重複がないシンボルと相性がよい。
そのためハッシュの Key としてシン

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