オープンソース調べOSS 

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会社の OSS 活動を促すための Open Source Program Office

この記事は [株式会社ビットキー Advent Calendar 2023](https://qiita.com/advent-calendar/2023/bitkey) 9日目の記事です。

今年、会社の OSS 活動を進めなければと思った出来事が 2 つありました。

1 つは [Flutter にコントリビューションしたとき](https://github.com/flutter/flutter/pull/128566) の Contributor License Agreement (CLA) についてです。弊社の一部のアプリでは Flutter を利用しているのですが、開発中に不便な `assert` を見つけて修正の PR を出しました。このとき、 CLA に同意するには 2 つの方法があって、個人として署名する方法と会社の社員として署名する方法です。真面目にやるのであれば後者なのですが、会社側で Google Groups を登録するなどして体制を整える必要があったため、当時は個人として CLA に同意することにしました。

もう一つは同僚のスポンサー登壇資料の

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【MapLibre】レイヤの表示/非表示を切り替える

## はじめに
:::note info
この記事は [MapLibre Advent Calendar 2023](https://qiita.com/advent-calendar/2023/maplibre) 9日目の記事です。
:::

FOSS4G 2023 JapanでMapLibre GL JS初級編のハンズオンを実施しました。

その後、受講生が自分でWebGISを作っていて、「レイヤの表示/非表示を切り替える方法を教えて欲しい」と質問があり、個別に回答しました。
インターネットにはあまり載っていなかったので、記事にします。

## レイヤの表示/非表示の切り替え

### サンプルのスタイル
以下はサンプルのスタイルです。
2つのレイヤが定義されており片方のレイヤが表示状態になっています。

“`main.js
const map = new maplibregl.Map({
container: ‘map’,
center: [139.767125, 35.681236], // 中心座標
zoom: 15, // ズームレベル
style: {

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Azure Functions を構成する OSS

# はじめに

この記事は [Microsoft Azure Tech Advent Calendar 2023](https://qiita.com/advent-calendar/2023/microsoft-azure-tech) 8 日目の記事です。

Azure Functions を構成するコンポーネントの多くは OSS として GitHub に公開されています。

リポジトリ上のソースコードや Wiki 、Issue や Release Note を参照することで Azure Functions 利用時におけるトラブルシューティングや仕様の理解において役に立つことでしょう。

この記事では、主要なリポジトリについて紹介していきたいと思います。

## Azure Functions の大まかな仕組み

Azure Functions ではユーザーが開発/デプロイした関数コードは、ワーカーインスタンスと呼ばれる VM 上で実行されることになります。PaaS サービスとして App Service / Azure Functions の構成要素ついては、日本マイクロソフトサポ

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UIが良くて高速なOSSのWiki「Wiki.js」とは?

OSS の Wiki といえば、Wikipedia に使われている「 Media Wiki 」をはじめとして、データベースが不要な「 DocuWiki 」、「 CROWI 」「 GROWI 」 などいろいろあります。

その中でも Wiki.js は 2017 年に発表されたかなり新しい OSS の Wiki で、高速な JavaScript のエンジンを使用しているために高速で、デザインも良く、とても多機能です。

公式ドキュメントをざっと読んで、その機能と特徴をまとめます。

https://js.wiki/

![image.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/227791/abfaad74-06e2-bb1e-828d-26c885d827a3.png)

公式は、「最もパワフルで、拡張性のあるオープンソースのWiki」を謳っています。

次のような特徴があるとしています。

– どこにでもインストールできる
– だいたいどんな仮想環境にもインストールできて、大抵のRDBに

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2023年末のElixirが出来ること④Web/スマホ開発ライブラリ編(最新Elixirのキャッチアップと、アドカレのネタ探しに読んでください)

この記事は、[Elixir Advent Calendar 2023 シリーズ9](https://qiita.com/advent-calendar/2023/elixir) の8日目です

【本コラムは、20分で読めます】 ※各ライブラリをお試しいただく場合は各自次第で

[piacere](https://twitter.com/piacere_ex) です、ご覧いただいてありがとございます :bow:

2023年末の時点で、Elixirにいったい何が出来るのかを紐解いていくシリーズで、[前回は「③ Elixir本体/Phoenix/LiveView編」](「https://qiita.com/piacerex/items/8cd483159c93d0f05bd7)でしたが、今回は「④ Web/スマホ開発ライブラリ編」です

今回ご紹介するライブラリは、様々なElixirプロダクション開発の現場でも使われるものばかりですが、先日αリリースした過去/現在/未来のスキルからあなたのBright(輝き)とRight(正しさ)を引き出すプロダクト「Bright」でも、もちろん

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OSPO SWG(第4週)の紹介

# はじめに
OSPO SWGで第4週の議論のリードをさせていただいている大和田です。昨日の第2週の紹介に続いて、OSPO SWG(第4週)を紹介します。

# OSPO SWGの成り立ち
OSPOという言葉を耳にする機会が増え始めた頃に、関心を持ったOpenChain Japan Work GroupのメンバーがOSPOを理解したいと集まったのがOSPO SWGのきっかけです。現在は、TODO Groupとの共同活動となっています。

# OSPO Simple FAQ検討活動
OSPOが扱う対象は広く、いろいろな側面があります。そのため、OSPOとは何?と問われたときに、なんとなくわかるけれど、うまく説明できないです。
そもそも、OSPO(Open Source Program Office)のProgramという言葉の意味がソフト屋さんの最初に思いつく意味とは全く違っていて、それもOSPOを理解しにくくしている要因になっていると思います。
そこで、そういったシンプルな問いかけに対する答えを集まったメンバーで考えを共有し、いろいろな面から意見を出し合って、答えをまとめられないか、と

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小さくOSS活動をし始めた話

この記事は、[Qiita株式会社のカレンダー | Advent Calendar 2023 – Qiita](https://qiita.com/advent-calendar/2023/qiita-inc)の6日目の記事です。

https://qiita.com/advent-calendar/2023/qiita-inc

2023年は何かしらOSSに関われれば良いなと思い、少しばかり行動をしてきました。
結果、貢献度は小さいかもしれませんがOSSに関わることができました。

この記事は「OSSに貢献したいけど怖い…」といった方に向けた内容です。

## 僕が2023年に関わることができたOSS

はじめに僕が2023年に関わることができたものを紹介します。

https://github.com/geum-ztmy/zutomayo_OCR/pull/2

https://github.com/creativenull/efmls-configs-nvim/pull/46

https://github.com/rouge-ruby/rouge/issues/19

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タイ語処理OSSに4発プルリクを出した初コントリビューション体験記②; 文章正規化

:::note
前回はこちら:
[タイ語処理OSSに4発プルリクを出した初コントリビューション体験記①; 形態素解析](https://qiita.com/konbraphat51/items/bb5ee37f7274907817a9)
:::

## はじめに
タイ語が読めるので、インターン先で社内唯一のタイ語NLPデータサイエンサーとして登用されている者です。

プログラミングは9年以上やっているのですが、初めてOSSにコントリビューションできて嬉しくなったので、その手順と、そのOSSの管理手法について記録を残します。

## `pythainlp`とは?

タイ語の自然言語処理を行うにあたって恐らく全人類が使うであろう大御所ライブラリ [pythainlp](https://github.com/PyThaiNLP/pythainlp) があります。

これには、
* 形態素解析
* 文章正規化
* ローマ字化
* スペルチェック
* コーパス提供
* …

など、タイ語の処理に関する森羅万象の機能が搭載されています。

管理は、[backさん](https://githu

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OSPO SWG(第2週)の紹介

:::note info
[OpenChain Japan Advent Calendar 2023](https://qiita.com/advent-calendar/2023/openchainjapanwg)の12月5日の記事です。
:::

TODO Group Japan[^todogroup]とOpenChain Japan[^openchainjapan]のOSPOサブワーキングが共同で OSPO Japan Local Meetup を月に2回開催しています。この記事はOSPO Japan Local Meetupの紹介と毎月1回目の活動について紹介します。

[^todogroup]:TODO Group (日本語): https://todogroup.org/ja/
[^openchainjapan]:OpenChain Japan: https://openchain-project.github.io/OpenChain-JWG/

# まえおき
OSPOやOSPO Japan Local Meetupについて簡単に紹介します。

## OSPO とは

O

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OpenChain Telco-WG のご紹介

Please scroll down for the English version.

# OpenChain Telco-WG とは

[OpenChainプロジェクト](https://www.openchainproject.org/)の中に、特定のテーマに興味・関心のある人々の集まりとして Special Interest Group があります。その中の1つのコミュニティとして、[OpenChain Telco-WG](https://github.com/OpenChain-Project/Telco-WG)があります。

以下に、OpenChainプロジェクトのCommunity Structure を示します。本アドベントカレンダーを主催する[OpenChain Japan-WG](https://openchain-project.github.io/OpenChain-JWG/)は、Local User Groups の1つです。

![openchain-work-groups-rc1-proposal.png](https://qiita-image-sto

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Proxmox VE Training Courses について

:::note alert
Training Courses の受講はしていません!
受講を検討したけど諸々の理由で諦めたという記事です!
:::

## TL;DR

– Proxmox VE Training Courses の概要
– 諦めた理由
– 値段が高い!
– 時差がきつい!
– アーリーアダプターのニーズに合っていない!
– いつ受けるのか?

## Proxmox VE Training Courses の概要

`Proxmox VE Training Courses `とは、`Proxmox Server Solutions GmbH (AT)`あるいは認定パートナーによるトレーニングです。
以下からアクセスできます。

https://www.proxmox.com/en/services/training

### 種類

値段は`Proxmox Server Solutions GmbH (AT)`、つまり本家大本のものを参考にしています。

| 名称 | 概要 | 時間 | 値段 |
|——|——|——|

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プリザンターのサーバスクリプトの良いところまとめ

本記事は、[OSSのノーコード・ローコード開発ツール「プリザンター」 Advent Calendar 2023](https://qiita.com/advent-calendar/2023/pleasanter) の3日目の記事です。

# 概要
プリザンターは [サーバスクリプト](https://pleasanter.org/manual?category=2250) によりサーバサイドでJavaScriptを実行することができます。これにより、データの加工や外部システムとの連携などが可能です。この記事では [サーバスクリプト](https://pleasanter.org/manual?category=2250) の良いところをまとめていきます。

# 内容
## CSVインポート時やAPIによる登録時にも動作
クライアントサイドのスクリプトを使用して特定の項目の値を変更する処理を組み込んだ場合、CSVのインポートやAPIによるデータ登録時には動作させることができません。[サーバスクリプト](https://pleasanter.org/manual?category=225

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タイ語処理OSSに4発プルリクを出した初コントリビューション体験記①; 形態素解析

## はじめに
タイ語が読めるので、インターン先で社内唯一のタイ語NLPデータサイエンサーとして登用されている者です。

プログラミングは9年以上やっているのですが、初めてOSSにコントリビューションできて嬉しくなったので、その手順と、そのOSSの管理手法について記録を残します。

## `pythainlp`とは?

タイ語の自然言語処理を行うにあたって恐らく全人類が使うであろう大御所ライブラリ [pythainlp](https://github.com/PyThaiNLP/pythainlp) があります。

これには、
* 形態素解析
* 文章正規化
* ローマ字化
* スペルチェック
* コーパス提供
* …

など、タイ語の処理に関する森羅万象の機能が搭載されています。

管理は、[backさん](https://github.com/bact)と[wannaphongさん](https://github.com/wannaphong)の2名が積極的に行っております。

## プルリク1; 形態素解析の改善
:::note
このプルリクのお話です:https://gi

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GodotにPull Requestを提出してみた

# はじめに

どうも、ChocolaMintです。

最近、ゲーム業界の就活に向けて自分のエンジニア力をもっと鍛えることを決めました。普段はUnityを使ってて、ポートフォリオにC#関連の実績が多い一方、ゲーム業界では同じくらい重要なC++に対して大学のグラフィックの宿題しか実績がないことに悩んでいました。

それで丁度世間では「とある事件」でGodotフィーバーが「また」爆発し、それをきっかけにGodotのコードベースを挑戦してみました。Godotのコードベースは他のC++コードベースと比べてかなり分かりやすい方なので、初心者向きとも言えますね。今回は自分が初めてGodotに提出した2つのPull Request(プルリクエスト、略してPR)について、簡単に紹介します。

# PR #1 – ユニットテストを書いてみましょう!

基本的に、PRはIssue(問題、不具合)を解決するため提出するものですから、まずはGodotの[Issue一覧](https://github.com/godotengine/godot/issues)を見ましょう。

Godotのコードベースは他の大型

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【Kotlin】開発しているプロジェクトで100スターを獲得した話

この記事は`OSS`アドベントカレンダーの2日目の記事です。

https://qiita.com/advent-calendar/2023/open_source_software

# プロジェクトについて
この記事で紹介するのは`jackson-module-kogera`というリポジトリです。
勿論今現在もスター募集中です!

https://github.com/ProjectMapK/jackson-module-kogera

このリポジトリでは、`Java`で最も有名な`JSON`ライブラリの1つである[Jackson](https://github.com/FasterXML/jackson)の`Kotlin`向けサポートライブラリである[jackson-module-kotlin](https://github.com/FasterXML/jackson-module-kotlin)に関する実験的な開発を行っています。
初回コミットは2022年4月ですが、オープンにした上で主要な開発を行ったのは今年に入ってからでした。

特徴としては、低レベルAPI(`kotlin

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社内でハッカソンやってたら社外でもハッカソンに出ることになり、OSSにまでコントリビュートしていた話

こんにちは! [kzk_maeda](https://twitter.com/kzk_maeda)と言います。

atama plusという教育系スタートアップでSRE/データエンジニア/EM的な仕事をしながら、社外ではAWS Community Builderとして[AWS Startup Community](https://aws-startup-community.connpass.com/)の運営をしたりしています。

この記事は [atama plus Advent Calendar 2023](https://qiita.com/advent-calendar/2023/atamaplus) の1日目です。

atama plusという会社のエンジニア文化や技術的な話、またエンジニアではなくても一緒にプロダクト作りをしているメンバーの話など、多岐にわたる話ができればと思うので、 **ぜひカレンダーの購読をお願いします!!!**

https://qiita.com/advent-calendar/2023/atamaplus

では今日のコンテンツ

「社内でハッカソンや

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cfn-docgen – AWS CloudFormationテンプレートからドキュメントを自動生成するツールを公開しました

この記事は、[NTTテクノクロス Advent Calendar 2023](https://qiita.com/advent-calendar/2023/ntt-tx)の1日目の記事になります。

メリークリスマス!NTTテクノクロスの堀江です。普段はAWSやAzure上でのシステム設計、構築や実装、調査検証系の案件を幅広く担当しています。

## はじめに

本記事では、今年自分が開発・公開したOSSツールである、[cfn-docgen](https://github.com/horietakehiro/cfn-docgen)(及び、そのVSCode拡張機能版である、[cfn-docgen-vsc-extension](https://github.com/horietakehiro/cfn-docgen-vsc-extension))について紹介していきます。

## cfn-docgenとは

**cfn-docgenとは、YAML/JSON形式で記述されたAWS CloudFormation(以降、cfnと呼称)テンプレートファイルから、マークダウン形式のドキュメントファイル

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Happy Holidays 2023 from OpenChain Japan

# はじめに
こんにちは。今年から、OpenChain Japan Planning SWGのリーダーを務めております渡邊です。
**OpenChain Japan WGのアドベントカレンダー2023へようこそ!**
私たちOpenChain Japan WGは、OSS(Open Source Software)のコンプライアンスに関する活動をしている日本のコミュニティです。最近では、新しいトレンドであるSBOMやOSPOなどの新しいテーマにも、海外のチームと連携しながら積極的に取り組んでいます。
今年も、OSS界隈の最新情報と私たちの活動報告について、25日間にわたってお届けします。このアドベントカレンダーを通して、私たちの活動やOSSコンプライアンスの重要性に興味を持っていただき、参加したいなと思っていただけるようになれば幸いです。
# OpenChain Japan 全体会合
今年は数年ぶりとなるリアル開催の全体会合を再開し、活動を更にパワーアップさせることができました。今年開催した全体会合を振り返ってみましょう。
全体会合の資料

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Proxmox リセラー事業を半年やった記念ポエム

## TL;DR

– Proxmoxにだけ詳しければいいと思っていたけど、そんなことはなかった!
– 事業として収支を上げるのは大変!
– 今後の目標

## 初めに

今年の7月から以下の通りProxmoxの日本国内リセラー事業を始めました。
だいたい半年、ハーフアニバーサリーなのでやってみて色々思ったことをポエムにします。

https://qiita.com/oishi-d/items/d7594492fc4113949838

## 技術的なこと

### アーリアダプターの技術力は高すぎる!

アーリーアダプターとは以下です。
※ChatGPTからの引用。

“`
「アーリーアダプター」とは、新しい技術や製品を早期に受け入れ、使用する消費者やユーザーを指す言葉です。
この用語は、新しい技術や製品の市場導入の初期段階において、早くからそれらを採用する人々を特定するために使われます。
アーリーアダプターは通常、技術に対する高い関心を持ち、新しいアイデアや製品にオープンであり、それらを試すためのリスクを取る傾向があります。
彼らはしばしば意見リーダーとして見なされ、新し

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プリザンターのシステム間データ連携パターンのまとめ

本記事は、[OSSのノーコード・ローコード開発ツール「プリザンター」 Advent Calendar 2023](https://qiita.com/advent-calendar/2023/pleasanter) の1日目の記事です。

# 概要
オープンソースのノーコード・ローコード開発ツール「[プリザンター](https://pleasanter.org)」のシステム間データ連携について、いくつかのパターンがあるのでまとめてみました。

# お品書き
1. [他システムのAPIをブラウザ上のスクリプトで操作](#他システムのapiをブラウザ上のスクリプトで操作)
1. [他システムのAPIをサーバスクリプトで操作](#他システムのapiをサーバスクリプトで操作)
1. [プリザンターのAPIをブラウザ上のスクリプトで操作](#プリザンターのapiをブラウザ上のスクリプトで操作)
1. [プリザンターのAPIをサーバサイドで操作](#プリザンターのapiをサーバサイドで操作)
1. [プリザンターのAPIをバッチで操作](#プリザンターのapiをバッチで操作)
1. [プリザンター

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