Android関連のことを調べてみた

Android関連のことを調べてみた
目次

AGP8以降からnamespaceはgradleへ

# はじめに
AGP8.0がリリースされたのは去年の4月ごろなのでもう1年が経過しているのですね。
本当にあっという間だと感じますが、AGP8以前はmanifestのnamespace設定は警告表示となっていました。
ですがAGP8からはgradleへの記述が必須になりましたので、詳細などを備忘録的にまとめたいと思います。

# gradleへ記述が必須となった背景
以前のAGPバージョンでは、アプリケーションIDとパッケージ名を区別していましたが、Manifestでパッケージ名が定義され、Gradle内でアプリケーションIDが設定される形となることで混乱を招くと判断し、Gradleへの記述が必須となったようです。

また、AGP 8.0以降では、プロジェクトごとに一意のnamespaceを指定することが必須になったことにより、コードとリソースが一貫性のある名前空間内で管理されるようになります。
それによりビルドパフォーマンスの向上するとのこと。

# 設定方法
これは非常に簡単で、app以下のgradleへnamespace設定を記述するのみです。

“`app/build.gra

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子供向けにチャットアプリを作ってみた

## はじめに
ここ数年間React Nativeを触れる機会がなかったのですが、キャッチアップのために子供が使えそうなチャットのアプリを作ってみました。普段からWebのフロントエンドもReactで実装することがほとんどなのでやはり大きく迷うことはなく、Expo(特にEASのよるビルド、デプロイ)とFirebase、React Native Paperでかなりスムーズに進んだ印象です。本記事では使用した開発スタックと少し実装面の説明、出来上がったアプリの紹介などをしたいと思います。

## 開発Stack

ざっとこのような感じです。

– [Expo](https://expo.dev/)(EAS、Expo Routerが便利)
– [Firebase](https://firebase.google.com/)(Authentication、Firestore)
– [React Native Paper](https://reactnativepaper.com/)(Material Designのコンポーネントライブラリ)
– [RevenueCat](https://www.

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ViewPager2でページ境界にドロップシャドウを入れる方法

ViewPager2でもPageTransformerを使うことで、様々なページ遷移を実装できます。

https://qiita.com/ryo_mm2d/items/2826037e1a0b6bed8213

ただ、これだけではページそのものに細工することしかできません。
例えば、2ページ目がかぶってくるように変更した場合は、以下のようにページ境界にドロップシャドウぐらい入れたくなりますよね。

![](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/155171/64e3548d-5e16-02fb-dd1f-c5a2e0670cee.gif)

この実装方法について説明します。

# PageTransformer

まずは左側のページが右側のページの上にかぶってくるような遷移をするPageTransformerを実装します。

“`kotlin
binding.viewPager.setPageTransformer { page, position ->
page.translationX =

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【Flutter】ボタンの連打を無効にする対応メモ。onPressedの処理中は押せないボタンを作成する方法

## この記事でやりたいこと・紹介すること

:::note info
ボタンを押した後の処理を実行中は、ボタンを押せないようにするボタンを作成して、ユーザーが連打や実行中に比較的短い時間内でボタンを再度タップする動作等をしても二重で処理が発生しないようにする
:::

## 実施した概要
ボタンクラスのラッパークラスを作成して、処理中はボタンの”onPressed”パラメータにNullを渡すことでタップ動作を無効にする。

:::note info
上記の実装をすることで、容易に連打防止対応をしたボタンをコード全体で簡単に何度も使用することができます。
:::

## 実際の方法とソースコード

実際の導入方法を紹介します。

### ボタンクラスのラッパークラスを作成

ボタンクラスのラッパークラスである`WaitableElevatedButton`クラスと`WaitableOutlinedButton`クラスを作成

以下のファイルを任意の場所に作成します。

:::note info
私は、基本的にUtilディレクトリ等を作成して、その配下に以下の`waitable_butt

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[Android] Scroll Custom Calendar

![untitled.gif](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/3639815/e49943fa-a391-2a9d-82b3-a0f6c603b745.gif)

# *月別 カレンダー*

スクロールができるカスタムカレンダーを作成する必要があったため、研修で作成したカスタムカレンダーを参考にし、新しくカレンダーを作成しました。
スクロール時に月が変わる必要があるため、“`ViewPager2“`を活用し、“`ViewPager2“`のアダプターアイテムとして“`RecyclerView“`を入れて活用しました。


## *object*
日付関連の作業はオブジェクトを作成して実行するようにしました。

“`kotlin
object Dates {

fun generateDates(calendar: Calendar): List {

val dates = mutableListOf()

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FlutterのPlatform Viewsの表示モードを整理する

## はじめに
FlutterはiOSやAndroidなど複数のプラットフォームで動作するUIフレームワークです。Flutterは独自のUIレンダリングの仕組みを持っており、基本的には各プラットフォームのネイティブUIを使用しないため、プラットフォーム間での動作の差異がほとんどないという特徴があります。

しかしながらマップやウェブビューなど、プラットフォームが提供しているUIをFlutterで表示したいことがあります。そのようなケースに対応するための仕組みが **Platform Views** です。

あるプラットフォーム上でそのプラットフォーム向けのUIを表示する(例えばiOSで`UIButton`を表示する)というのは当たり前なことです。しかし、それをFlutterで構築されたアプリの中で表示する場合、Flutterが独自にレンダリングするUIとプラットフォームのUIを同時に組み合わせて表示しなければならないことになります。

iOS/Androidにおけるそのような課題をFlutterはどのように解決しているのか?を整理する機会があったため、こちらの記事にまとめます。

:

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flutterのAndroidアプリでGoogleログインする時の12500エラー

# 12500エラーが止まらない
1ヶ月半程前からFlutterでAndroidアプリの作成の練習をしていました。
練習でGoogleログインを組み込もうとしたときに良くあるらしいエラー12500に遭いました。

“`zsh:デバッグログ
PlatformException(sign_in_failed, com.google.android.gms.common.api.ApiException: 12500: , null)
“`

それで、調べると大体出てくるFirebaseAuthのSHA-1の登録やサポートメールの登録、build.gradleの設定を何回見てもおかしいところはない・・・。
というか、今回の場合は朝方まで組み込んでて一度動作したのを確認して寝て起きて再度動かそうとしたらこのエラーが出だしたので、そもそも間違っている気がしない・・・。

# 原因
気づけば何のことはないAndroidエミュレーターが原因だったというオチです。
コールドブートすればあっさり動きました・・・。

“`bash:コールドブート
./emulator -avd Pixel_8_AP

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firebasecrashlytics settings request failed

## firebasecrashlytics settings request failed

私の解決策:動作検証している端末やエミュレータの通信状態をONにする。
※検証している端末の通信状態がOFFになっていることが原因でした。他の記事をご覧になっても初期化失敗する方は確認してみてください。

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ModalBottomSheetで発生したニアミス

# はじめに
今回はModal BottomSheetを実装していて発生したニアミスを紹介していきます
### 本文
***表示切替***
ModalBottomSheetを実装するときに`rememberModalBottomSheetState`を使うと思うのですが、`show()`や`hide()`で切り替えようとするとボトムシートを置いている親のViewに対するタップが効かなくなります。
これはbackgroundを設定したりModalBottomSheetの中を見てみるとわかるのですが、`BoxWithConstraints`で`constraints.maxHeight`が設定されているため親の高さいっぱいまで見えないBottomSheetが伸びてるせいでタップが全て吸われている状態です。
そのためif文での切り替えが最適となります。
***padding***
ナビゲーションバー分の余白を開けようとして`navigationBarsPadding`のみを設定すると少しだけ余白が足りません。
これは`dragHandle`分の余白が考慮されていないため発生しています。
Bo

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Android用のiperf3

## About this

Android用のiperfバイナリを作成する機会があったので手順を記載したもの。

## Prerequisites

– Docker
– adb

## Build

Dockerfileを作ってビルドを実施した。
作成したイメージの中にiperf3のバイナリファイルができているので、イメージ作成後、docker cpで取得する。

“`shell: コマンド
$ mkdir work
$ cd work
$ vi Dokerfile ## 下のほうに記載している内容のファイルを作成する
$ docker buildx build –no-cache -t iperf:3.17.1 –load 3.17.1
$ docker run -d -t –name iperf3 iperf:3.17.1
$ docker cp iperf3:/iperf/src/iperf3 .
$ docker rm -f iperf3
$ docker rmi iperf:3.17.1
“`

## Usage

作成したiperf3バイナリファイルは、ad

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(前編・文法やビルトインの機能中心)数ヵ月くらいDartとFlutterを触ったので個人の所感と学んだことを全体的ににまとめてみる

お仕事で数か月程度DartとFlutterでのスマホアプリ開発をしていたので触ってみて感じた所感や学んだことなど、追加で調べたことなどを雑多に全体的にまとめておきます。
(個人の復習や知識の漏れの補完・その他チームメンバーへの共有も兼ねて)

※DartやFlutterの基礎であったり、ビルドインやサードパーティのライブラリ含め利用しているものも全体的に触れていきます。

※色々まとめていたら長くなったので前編後編で分けます。本記事では所感やDart周りなどを中心に触れ、後編はFlutterの細かい点も触れていきます(考えなしに書いていたらとても長くなったのでほぼ自分の勉強用の記事となってきています・・・w)。

# 前置き

:::note warn
専任のアプリクライアントエンジニアやフロントエンジニアなどをやってきているわけではないので専門の方々からすると色々知識が荒い点はご了承ください(仕事でサーバーやクラウドなどを触っている時間なども多めです)。

もし専門の方から見て間違いなど気づかれましたらこっそりコメントなどで優し目にマサカリ投げていただけますと幸いです。
:::

#

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【Flutter】画面タップでキーボードをしまう方法

# はじめに

TextFormFieldを実装した時、キーボードを開く処理は特に必要ありません。
ただ、画面のキーボード以外の部分を触った時に、キーボードをしまう処理は意図的に設定しないといけません。

とても簡単なので、真似してみてください。

# 開発環境

[Flutterバージョン]
3.16.1

[使用端末]
PC: Macbook Air(M1)

[開発ツール]
VSCode

# キーボードをしまう処理

対象とするWidgetの親要素に、GestureDetectorを置き、onTapパラメータとbehaviorパラメータに、以下のコードを渡します。

“`dart
GestureDetector(
onTap: () => FocusManager.instance.primaryFocus?.unfocus(),
behavior: HitTestBehavior.opaque,
child: ~画面要素~
)
“`

# コード全体

“`dart
class Demo extends StatelessWidget {

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Roomで使うkspを導入する際にハマったことと解決した方法

Developersの**Android Kotlin の基礎**のレッスン7までやり終えてやっとアプリが作れると思いきや、まさかのkspのせいでなかなか手こずったので問題そのものと、解決した方法を書きたいと思います。

[Android Kotlin の基礎](https://developer.android.com/courses/kotlin-android-fundamentals/overview?hl=ja)

※ 因みにこのコースを受講するきっかけの記事と、このコースを受講する際に参考にした記事も貼っておきます。
・[受講するきっかけの記事](https://qiita.com/yayamochi/items/7c689fd7fe6954e3c198)
・[参考にした記事](https://note.com/haine_rion23/)
参考に記事の方はコースごとに丁寧に解説していてとてもわかりやすかったのでおすすめ。

# 本題
android studioでroomを使おうとして公式のドキュメント通りに追加したらエラーが出たので、
色々と試したものと、最終的に解決し

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Android 9以下ではandroid:backgroundで@colorを指定できない件

タイトルの通り、Viewの背景にべた塗りの色を指定したくて、以下のように指定しました

“`xml

“`

結果、Android9以下で

“`
java.lang.RuntimeException: Unable to start activity ComponentInfo{com.example/com.example.MainActivity}: android.view.InflateException: Binary XML file line #21: Binary XML file line #21: Error inflating class TextView

Caused by: android.view.Inf

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【Kotlin】AndroidアプリへのPush通知機能の実装方法【画像とサンプルコード付き】

# はじめに
アプリには必須と言えるPush通知ですが、いざ実装しようとすると色々と複雑そうでよくわからない…
そんな人に向けた記事となっています。
はじめにFirebase Cloud Messaging(FCM)を利用したPush通知の実装手順を記載した後で、Push通知ASPの[Appvisor](https://mb.app-visor.com/ “Appvisor”)を利用した手順や実際の配信の流れを説明していきます。

# Push通知実装までの流れ
1. ベースとなるAndroidアプリの実装
1. Firebaseコンソール上でFirebaseプロジェクトを作成
1. AndroidアプリでFirebaseのサービスを実装
1. フォアグラウンド時の通知表示の実装

# 動作環境
– Android Studio Jellyfish | 2023.3.1
– Android Gradle Plugin Version 8.4.0
– Gradle Version 8.6
– Mac OS Sonoma 14.4.1
– Android 14

※Push通知の動作検

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WSL2 環境で Flutter の開発環境を作成する

# Flutterとは
Flutterは、単一のコードで複数のプラットフォーム上で動作可能なアプリケーションが作成可能なオープンソースフレームワークです。執筆時点でiOS・Android・Windows・macOS・Linux・Webのアプリケーションが作成可能です。
->[公式サイト](https://flutter.dev/)

# 環境と前提
– Windows 11 Pro 23H2
– WSL2 (Ubuntu 22.04)

本来は[公式のインストール手順](https://docs.flutter.dev/get-started/install/linux/android)に沿って作業をするのが一番ですが、今回は「Windows環境を汚さない」「WSLのコマンドラインで完結する」を目指して手順を再構成しています。
本記事のゴールは「WSL環境で開発したFlutterアプリをAndroidスマホ実機で(デバッグモードで)起動する」ところまでです。
なお、今回はAndroid Studio のエディタおよびAndroid エミュレータの環境構築は対象としません。
また、W

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Jetpack Composeでテキスト入力欄にPrefix, Suffixを入れる

# 本文
主にAndroid開発でKotlinのJetpack Composeで入力欄にprefix, suffixを付ける方法。
たとえば、金額入力欄に
「料金1000円」
と入力させたいときに、ユーザーには数値のみを入力させ、最初の「料金」(prefix)と最後の「円」(suffix)を自動で付加できる。

“`FormText.kt
OutlinedTextField(
visualTransformation = PreSuffixTransformer(“料金”, “円”),
label = {
Text(“お会計”)
},
)

class PreSuffixTransformer(val prefix: String = “”, val suffix: String = “”) : VisualTransformation {
override fun filter(text: AnnotatedString): TransformedText {
val result = AnnotatedString(

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Compose改行したテキストとサイズの違うテキストの下部を揃える方法

Compose改行したテキストとサイズの違うテキストの下部を揃える方法です。

実装サンプル画像
![スクリーンショット 2024-05-12 19.24.14.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/274615/094f0100-da3f-c300-3ed5-f1fadce5d961.png)

“`TextSample.kt

@Composable
fun TextSample() {
Row {
Text(
text = “取得”,
modifier = Modifier.alignByBaseline(),
maxLines = 1,
fontSize = 20.sp
)
Text(
text = “1000”,
modifier = Modifier.alignByBaseline(

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Androidでキーボードの表示非表示を検知する【Kotlin】

# 準備

https://github.com/yshrsmz/KeyboardVisibilityEvent

こちらのライブラリを使ってソフトキーボードの表示中を検知します。
↑を元に準備していきます。
“`php:build.gradle(:app)
dependencies {
api ‘net.yslibrary.keyboardvisibilityevent:keyboardvisibilityevent:2.1.0’
}
“`

# 実践
“`php:MainActivity.kt
KeyboardVisibilityEvent.setEventListener(this) {
KeyboardVisibilityEventListener {
if (it) {
// 表示
} else {
// 非表示
}
}

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Jetpack Composeで相対位置での配置をしたい(ConstraintLayoutのbiasみたいなやつ)

# 概要
中央に置きたいだけならAlignment.Centerで良いのだが**ConstraintLayoutでいうところのこの辺と同じ様に相対位置で要素を配置したい**という課題について調べた際の備忘録です。
– layout_constraintVertical_bias
– layout_constraintHorizontal_bias

# 結論
`BiasAlignment`を使えば良い。
縦横ともに0fが中央になり、-1f〜1fの範囲内で指定する。

“`kotlin
@Composable
fun BiasAlignmentSample() {
Box(
modifier = Modifier.fillMaxSize(),
contentAlignment = BiasAlignment(
horizontalBias = -0.8f,
verticalBias = 0.7f
)
) {
Text(“Sample”)
}
}

@Preview(
showBackground = true,

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