Go関連のことを調べてみた

Go関連のことを調べてみた

http.Get のレスポンスボディの処理で失敗

## どんな問題か

[net/http](https://pkg.go.dev/net/http) の Get などを使ってリクエストをかけた時、返ってきたレスポンスのボディは必ず閉じなければいけない、というのは、あちこちで言われていまして、わりとよく知られていることかと思います。
もちろん、[net/http](https://pkg.go.dev/net/http) のドキュメントにも、冒頭に書かれています。

> The caller must close the response body when finished with it:
“`
resp, err := http.Get(“http://example.com/”)
if err != nil {
// handle error
}
defer resp.Body.Close()
body, err := io.ReadAll(resp.Body)
// …
“`

なので、上の [net/http](https://pkg.go.dev/net/http) のサンプルコードのように、__defer__

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Go言語(Golang) 並行処理(goroutineとchannel)

“`go
package main

import “fmt”

// goroutineは整数スライスsの要素の合計を計算し、結果をチャネルcに送信します。
func goroutine(s []int, c chan int) {
sum := 0
// スライスsの各要素をループで回し、sumに加算していきます。
for _, v := range s {
sum += v
}
// 計算した合計値sumをチャネルcに送信します。
c <- sum } func main() { // 整数のスライスsを初期化します。 s := []int{1, 2, 3, 4, 5} // 整数型のチャネルcを作成します。 c := make(chan int) // goroutineをゴルーチンとして起動します。これにより並行処理が行われます。 go goroutine(s, c) // チャネルcから値を受信し、それを変数xに代入します。 x := <-c

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休日に新しい言語に触れたい ~Go言語編~

# はじめに

最近あるサイトで、仕事で使われている言語ランキングを見ていたのですが、そのTop10に入っているもののほとんどが、私が触ったことのない言語でした。

これは非常にまずい状況だと思ったので、一通り触ってみて、しっくりきたものを深く勉強していこうと思います。

その第一弾として、Go言語を触ってみました。休日1日分でできるところまで進めた分を記事にします。

私はC#やPythonを仕事で使っているため、これらの知識をベースにして理解を広げます。同じような境遇の方の理解の助けになれば幸いです。

# 環境構築

## 環境

OS: Ubuntu22.04
エディタ: vs code

## Goのインストール Windowsの場合

1. [公式サイト](https://go.dev/dl/)からGoをダウンロードします。
Windowsの型はmsiファイルをダウンロードしてインストールすれば、完了です

## Goのインストール Ubuntuの場合

1. [公式サイト](https://go.dev/dl/)からGoをダウンロードします。

今回はVe

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Go言語で画像付きのツイートを投稿する

# 初めに
個人で和歌をテーマにした以下のスマホ向けのおみくじアプリを開発・運用しています。

Screenshot_home.png
Screenshot_fortune_1.png
Screenshot_fortune_2.png先日作ったGo言語用モジュールを ChatGPT でコードレビューしてもらいました

また、ベタなネタなんですが。
モノは前回のコレですね↓。

[IPv4 アドレスからその所属国のカントリーコードを検索するためのGo言語用モジュールを作ってみました](https://qiita.com/suka-test/items/576746d650f25f999f28)

## レビュー講評

レビューしてくれとお願いして、モジュールの本体のソースコード(コメント入れて700行ちょっと)を貼り付けたら、こんな答えが返ってきました。

![ChatGPT.jpg](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/3872080/0e06851e-e57e-3229-6482-24de93c1ceb3.jpeg)

## 作者本人の感想

とりあえず、致命的な問題は指摘がなかったので一安心。
「ポジティブな点」も挙げてくれるのは、ちょっとうれしかったり(他愛のない)。
「改善提案」については、妥当なとこかなと思います。
特に1.〜5.は早めに修正しようと思ってます。
6.の「ユニットテストの実装」は、実装済みな

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【Go】validatorのタグでカスタムメッセージを設定する

# はじめに
バリデーションライブラリである`go-playground/validator`は非常に強力ですが、デフォルトのエラーメッセージをフィールドごとにカスタマイズしたい場合があります。そこで、今回はカスタムメッセージをタグで設定できるようにするライブラリ`cmvalidator`を作成したので紹介します。

https://github.com/go-playground/validator

# デフォルトのバリデーションメッセージの課題
通常、`go-playground/validator`を使用して構造体をバリデートする際には、次のようなデフォルトのエラーメッセージが生成されます。
“`go
package main

import (
“github.com/go-playground/validator/v10”
)

type User struct {
FirstName string `validate:”required”`
LastName string `validate:”required”`
Age

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撮った写真を良い感じに整理するツール

# はじめに

ミラーレスカメラを使う際、JPG+RAWみたいな形式で撮影している方は多いと思いますが、帰ってきてSDカードを開くとそこに広がるのは大量のファイル達。

同じ名前で拡張子だけ違うファイルが2つ生成されるし、表面上はいつ撮ったものなのかわからんし…

そこで、これらを良い感じに整理できるようなツールを作れないかということで、コードを書いてみました。

https://github.com/Soli0222/picture-arrange

この記事では、ツールの概要、コードの解説、リリースの自動化を紹介します。

# 概要

まずは、具体的に整理とはどのようなことをするのかを定義します。

例えば、このようなファイル群があるとします。
日付は撮影日とします。

“`
/photos
├── IMG_0001.JPG //2024-08-30
├── IMG_0001.DNG //2024-08-30
├── IMG_0002.JPG //2024-08-30
├── IMG_0002.DNG //2024-08-30
├── IM

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Windows Terminal Preview 1.22で画像表示できるSixel Gpraphicsが実装されたのでGo言語で試してみた。

# はじめに
 Sixelは、通常は文字しか表示できない「黒い画面」(=ターミナル=端末)で画像を表示するAnsi エスケープシーケンスの一種です。1982年(DEC社のLA50に搭載)から存在します。Microsoftは長年無関心でしたが、今回実装となりました。
 以下はニュースのネタ元です。

https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240828-3013926/

https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1619236.html

# Sixelの説明(他力本願)
 まずは以下リンクを御参考。Wikipediaは英語版なので要翻訳

https://en.wikipedia.org/wiki/Sixel

https://zenn.dev/sankantsu/articles/e629c978b02806

https://qiita.com/arakiken/items/4a216af6547d2574d283

https://qiita.com/arakiken/items/3

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Go | module declares its path as: but was required as:

自分でCLIツールを作成してリリースしたが利用側でパッケージを取得しようとしたらエラーが発生したのでその時の対応のメモ。

## 結論

まずは結論から。

提供しているmodule名を変更した上で再リリース(自分の場合はタグの変更で発火するGHAで再リリース)

“`diff_go:go.mod
– module gen-slice-accessor
+ module github.com/snamiki1212/gen-slice-accessor
“`

– [fix: update importpath · snamiki1212/go-gen-slice-accessors@e269c8f · GitHub](https://github.com/snamiki1212/go-gen-slice-accessors/commit/e269c8fcb8babac205f8d9f3880816f6aa02d3ee)

:::note warn
リポジトリ・モジュール名を変えたので読み替えてください
“`diff
-gen-slice-accessor
+go-gen-sli

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Go言語(Golang) ポインタとアドレス演算子について

### `*`(ポインタ)

– **意味**: `*`はポインタ型を示します。ポインタは、変数のメモリアドレスを指し示すための型です。
– **使い方**: 変数のポインタを取得したり、ポインタを使ってデータにアクセスしたりします。

#### 例
“`go
var x int = 10
var p *int = &x // xのポインタを取得
“`
ここで、`p`は`x`のメモリアドレスを持つポインタです。

### `&`(アドレス演算子)

– **意味**: `&`は変数のアドレスを取得するための演算子です。変数のメモリアドレスを返します。
– **使い方**: 変数のアドレスを取得してポインタに代入する際に使用します。

#### 例
“`go
var x int = 10
var p *int = &x // xのアドレスを取得
“`
ここで、`p`は`x`のアドレスを持つポインタです。

### コード内での使用

あなたのコード内での`*`と`&`の使用に関して具体的に見てみましょう。

“`go
return &UserNotFound{Username:

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go-redis/cacheの使い方

Redisバックエンドのキャッシュライブラリ、[go-redis/cache](https://github.com/go-redis/cache)についてまとめました。

このライブラリの良さそうなところ:point_up:
– ローカルキャッシュ(多層キャッシュ)がサポートされている
– Onceメソッドが便利

## 初期化
[redis/go-redis](https://github.com/redis/go-redis)のクライアントを渡して初期化します。

“`go
func newCache() *cache.Cache {
addr := fmt.Sprintf(“%s:%s”, os.Getenv(“REDIS_HOST”), os.Getenv(“REDIS_PORT”))
client := redis.NewClient(&redis.Options{
Addr: addr,
DB: 0,
})
return cache.New(&cache.Options{
Redis: client,
})
}
“`

## 基本操

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変数にnilとかつけちゃダメだよ

## 特徴

Go言語でnilはユニバースブロックで定義されています。[ユニバースブロックとは公式によると](https://tip.golang.org/ref/spec#Blocks)Go言語でのユニバースブロックとはソースコード全体を包んでいるブロックを示します。これはプログラム全体のスコープを指し、すべてのプログラムで共通に使用される識別子や型が含まれています。

## 実装

“`main.go
package main

func main() {
nil := 42 // ここでnilを再定義
var ptr *int
if ptr == nil { // 本来のnilの意味が失われている
println(“ptr is nil”)
}
}
“`

上記の実装では、本来のnilの性質をシャドーイングしバグが発生しやすくなります。

## 参考記事

[The Go Programming Language Specification – The Go Programming Language](https://tip

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asdfでgoを管理しているときのPATHの通し方

GOをインストールして時に以下のように.zshrcに記述していたら、シェル起動時にパスが通っていなかった

“`zsh
export PATH=$PATH:$(go env GOPATH)/bin
“`

シェル起動時のルートでgoが有効になっていなかったため“`go env GOPATH“`が無効だった。
もしルートで有効だとしても複数のバージョンを使い分けている場合、ルートで使用しているバージョンしかパスが通らない。

asdfで管理しているすべてのバージョンのパスを通すには以下のようにする

“`zsh
for version in $(ls ~/.asdf/installs/golang); do
export PATH=$PATH:~/.asdf/installs/golang/$version/go/bin
done
“`

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Go言語(Golang)における、RestAPI、GraphQL、gRPCについて

### RestAPI

#### 特徴
1. **エンドポイントベース**: 各リソースに対して個別のエンドポイントが存在します(例: `/users`, `/posts`)。
2. **HTTPメソッドの使用**: リソースの操作はHTTPメソッド(GET, POST, PUT, DELETE)を用いて行います。
3. **ステートレス**: 各リクエストは独立しており、サーバーはクライアントの状態を保持しません。
4. **キャッシュ可能**: HTTPのキャッシュ機能を活用できます。

#### 書き方の例

以下は、Golangを使用したシンプルなRestAPIの例です。

“`go
package main

import (
“encoding/json”
“net/http”
“strconv”

“github.com/gorilla/mux”
)

type User struct {
ID int `json:”id”`
Name string `json:”name”`
}

var users = [

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ポインタの使われ方:メモリを眺めてわかるかな

こんちは。今日はポインタ使うのかい、どうなんだいという話をしちゃいます。お母さんには内緒だゾ。

本記事では、Python Tutor (https://pythontutor.com/) を使用して生成されたメモリ状態の可視化画像を使用しています。これらの画像はCreative Commons CC BYライセンスの下で使用されています。Python Tutorは、コードの実行過程とメモリの状態を視覚化するための優れたツールです。

また、この記事は@fujitanozomuさんに、コメント欄で指摘していただき全体的に書き直しました。fujitaさんご指摘ありがとうございました🙏
多分マシな内容になっているはず…[^1]

## Goのメソッド

Go では名前付きの型にメソッドを定義できます。このときメソッドが定義される型をレシーバと呼んだりします。

レシーバはポインタ型にすることもできます。
“`Go
type Person struct {
Name string
Age int
}

// ポインタレシーバを使用したメソッド
func (p *Per

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Go言語(Golang) interfaceとstruct

### インターフェース (interface)

#### 機能
– インターフェースはメソッドの集合を定義する型です。
– インターフェースを実装する型は、そのインターフェースが定義するすべてのメソッドを持っている必要があります。
– インターフェースは、異なる型のオブジェクトが共通のメソッドを持つことを保証し、ポリモーフィズムを実現します。

#### 使い方
1. **定義**:
“`go
type Human interface {
Say() string
}
“`
– `Human`インターフェースは`Say`というメソッドを定義しています。このメソッドは引数を取らず、文字列を返します。

2. **実装**:
– インターフェースを実装するには、そのインターフェースが定義するすべてのメソッドを持つ構造体または型を定義します。
“`go
type Person struct {
Name string
}

func (p *Person) Say()

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ES自動生成AIを作った ~コード解説編~ (経歴入力 & 回答生成)

今回は以下の拡張機能を作成したときのことについて書いていく。
[ES自動生成AIを作った](https://qiita.com/Yutosaki/items/ad92ccd9ee087fc9a7bb)

https://github.com/Yutosaki/es-writer/tree/main?tab=readme-ov-file

https://chromewebstore.google.com/detail/es-writer-extension/jkencchebhkbaomammmgbhnpalgkchkm?hl=ja

以下の機能がどの様に動いているのかについて、それぞれコードを追いながら解説していきたいと思う。

* [SignUp(メールアドレスなどの認証も含む)](https://qiita.com/Yutosaki/items/5fec33696105678aa416)
* [SignIn(ログイン)](https://qiita.com/Yutosaki/items/c52da4b98cdd3a934271)
* 経歴入力(自己PR、経験、今まで作った作品)

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【OSS】イベント・ハンズオン向けサポートツール(スライド共有、メッセージ送信)

# はじめに

どうも、Shakkuです。

都内某高専情報科の4年生です。(2024/8/30時点)

 今回は、スライドを使用するイベントや講演会、ハンズオンなどで使用する便利なサポートツールを作成しました。
また、初めてOSSとしての公開をしてみました。(OSSの定義がちょっと曖昧なため、ちゃんとできているか不安ですが、多分みなさんの環境でも使えるはずです…)

 本アプリケーションについて、自由に使用・修正・拡張していただいて問題ありません。使用した際の感想や問題点改善点などがありましたら、お気軽にご連絡ください。(再配布に関しては一度ご連絡いただけると幸いです。)

# 経緯

 私の通っている高専では定期的に「ICT基礎Lab. for Junior」という中学生向けの技術イベントを学生主体で開催しています。私もそのイベントの運営や講師として当日や事前準備に参加しています。

 そんな中で運営している際に以下のような問題があり、私も他の運営の学生もなんとかしないとなーという状況でした。

– 正面のスクリーンやディスプレイにスライドを映しているため、作業遅めの参加者の進

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GOのAWS SDKでEC2のインスタンスを作成

# はじめに
GoのAWS SDKを使用してEC2のインスタンスを作成してみました。これまでも、インスタンスの起動、停止用のツールとして使用していましたが、もうちょっと深く学習してみようと思い、EC2インスタンスの作成を行ってみました。

# 環境
* Windows 11
* AWS SDK for Go v2

# 前提
AWSサービスにプログラムからアクセスするため、AWS側でAccess Key IDとSecret Access Keyを事前に作成し、~/.aws/credentialsファイルを準備しました。SDKでもcredentialsファイルからプロファイルを読み込むことができます。

【credentialsファイル】
“`
[myregion]
aws_access_key_id =
aws_secret_access_key =
“`

また、EC2で使用するKeyPaire、Subnet、SecurityGroupも事前にAWSで作成しています。プログラムで作成できますが、力不足のためや

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Goで黄金比ハッシュマップ

https://android.googlesource.com/kernel/common/+/refs/tags/ASB-2018-08-05_3.18-n-release/include/linux/hash.h#49

Linuxカーネルのソースに、不思議な定数があります

“`C:hash.h
#define GOLDEN_RATIO_32 0x61C88647
“`

どうやらこの数字は、2 ^ 32を黄金比で割り、符号付きで表した数とのこと

“`math
\phi = \frac{(1 + \sqrt{5})} {2} \\
“`
“`math
\frac{2^{32}} {\phi} = 2654435769.4972…
“`
2654435769を32ビット符号付き10進数にすると-1640531527
符号をプラスにして16進数で表記すると61C88647

ハッシュマップのようなデータ構造を作る際に、程よくばらけたインデックスが必要になるのですが、黄金比から導いたこの定数を用いることで、適度にばらけた良い感じの値が得られるそうです

クヌース先生

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