Ruby関連のことを調べてみた

Ruby関連のことを調べてみた
目次

【Ruby on Rails】なぜ非同期通信(deliver_later)で、メールの送信状況が不安定になる現象が発生するのか?

# メモ

### はじめに

Ruby on Railsを用いたアプリケーション開発をしていく中で、「**非同期通信でメール送信を行う場合、たまに送信されない現象が発生する**」という怪奇現象にぶち当たり、原因が判明したので本記事にて共有します。

# 同期通信と非同期通信のメール処理の違い

まず、メール送信処理に関わる同期通信と非同期通信の違いについて、表を用いて解説します。
||同期通信|非同期通信|
|:-:|:–|:–|
|内容|逐次処理でメールを通信する|並行処理でメールを通信する|
|メソッド|`deliver_now`|`deliver_later`|
|処理時間|大きい|小さい|
|特徴(メール受信)|確実にメールが届く|ジョブが中断されるとメールが届かない|
|特徴(トランザクション)|同じトランザクションで処理する|非同期通信用のトランザクションを立てて処理する|
|用途|1つ1つ確実に送る場合|メールを大量に送る場合|

同期通信と非同期通信の大きな違いは、処理手順が**逐次処理(順番に行う処理)なのか、もしくは並行処理なのか**ということです。逐次処理の

元記事を表示

Rails 7.2に標準搭載されたGitHub Actions CIワークフローを見て学ぶ

Rails7.2から、GitHub Actionsを使ったCIワークフローが標準で用意されるようになりました。
これにより、Railsアプリケーションの開発において、テストやセキュリティチェック、スタイルチェックが自動化され、開発体験が向上します。
このワークフローを見ていく中で、いくつかの学びがあったので、備忘録としてまとめてみました。
「CIで何しているかよくわからない」という方でも、この記事を通して「CIでこういうことをしているんだ」という理解を深めてもらえたら嬉しいです。

# 各ジョブを見ていく
## 1. scan_ruby(セキュリティチェックの自動化)
“` ci.yml
name: CI

on:
pull_request:
push:
branches: [ main ]

jobs:
scan_ruby:
runs-on: ubuntu-latest

steps:
– name: Checkout code
uses: actions/checkout@v4

– name:

元記事を表示

Dev Containerを使ったら超効率よく開発環境ができた話【Ruby on Rails】

# はじめに
Rails 7.2 では、`–devcontainer` オプションを使ってプロジェクトを作成することで、Dev Containerを簡単に設定できるようになりました。
実際に自分でセットアップしてみたところ、想像以上に簡単に十分な環境を作成できたので、その手順を紹介します。

# 構築手順
[Dev Containerでの開発ガイド](https://railsguides.jp/getting_started_with_devcontainer.html)を参考に進めました。
DockerやVSCodeなどは普段から使っているので、これらのインストール手順は省略します。

## VS Codeに拡張機能をインストール
VSCodeの拡張機能検索で「Dev Containers」と検索し、拡張機能をインストールします。
![スクリーンショット 2024-09-30 9.59.55.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/268830/1d5cd783-b82d-11ec-5d

元記事を表示

【Rails初心者必見】よくあるエラーとその解決方法:プロが教える10のトラブルシューティング

こんにちは!現役のフルスタックWebエンジニアで、プログラミングスクールの講師も務めている「とまだ」です。

Railsを学び始めた方なら、きっと「エラーが出てどうしていいかわからない…」という経験をしたことがあるのではないでしょうか?

この記事では、Railsで頻繁に遭遇するエラーとその解決方法を、実践的なコード例を交えて詳しく解説していきます。

## 1. はじめに:Railsエラーとの付き合い方

Railsでアプリケーションを開発していると、様々なエラーに遭遇します。初めてそのエラーを見たときは「何が起きているんだ?」と焦ってしまうかもしれません。

しかし、落ち着いて以下のステップを踏むことで、多くのエラーは解決できます。

1. エラーメッセージをよく読む
2. エラーが発生している箇所を特定する
3. エラーの原因を推測する
4. 解決策を考え、実行する
5. 解決しない場合は、エラーメッセージをGoogle検索する

エラーは決して敵ではありません。むしろ、アプリケーションが正しく動作するためのヒントを与えてくれる「味方」だと考えましょう。

それでは、具

元記事を表示

Railsの「インスタンス変数」をプログラミングスクール講師が丁寧に解説

今回は、Railsにおける「インスタンス変数」について詳しく解説していきます。

「インスタンス変数って何?」「どうやって使うの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

インスタンス変数は、Railsアプリケーションを作る上で非常に重要な概念です。

それでは、早速見ていきましょう!

## 1. Railsにおけるインスタンス変数の基本

### 1.1 インスタンス変数とは何か

まずは、インスタンス変数の基本から押さえていきましょう。

インスタンス変数は、オブジェクト(インスタンス)に属する変数のことです。

Rubyでは、変数名の先頭に「@」をつけることで、インスタンス変数として定義できます。

例えば、こんな感じです。

“`ruby
class User
def initialize(name)
@name = name # これがインスタンス変数
end
end
“`

このコードでは、`@name`がインスタンス変数です。

Userクラスのインスタンスが作られるたびに、それぞれのインスタンスが独自の`@name`変数を持つことに

元記事を表示

レビューを受ける前に知っておきたい!Railsエンジニアが教えるレビューポイント

現役のフルスタックWebエンジニアで、プログラミングスクールの講師も務めている「とまだ」です。

プログラミングスクールで学んでいる方も、現場に出ている方も、日々コードレビューを受ける機会があると思います。

そして「コードレビューって、何を見られるのかな?」と不安に思うこともあるかもしれません。

今回は、私が現場で日々実践している、Railsプロジェクトにおけるコードレビューのポイントを詳しくお伝えします。

## コードレビューの目的を理解しよう

### コードレビューはバグの予防や品質向上に役立つ

「えっ、こんなバグ見逃してた!?」なんて経験、ありませんか?

コードレビューは、そういったバグを見逃さないための役割があります。

例えば、こんなコードがあったとします。

“`ruby
def calculate_total_price(items)
total = 0
items.each do |item|
total += item.price * item.quantity
end
total
end
“`

一見問題なさそうですが、実

元記事を表示

Railsでマイグレーション時に発生するよくあるエラーとその対処法

筆者の本職はWebアプリケーションエンジニアですが、プログラミングスクールの講師として、Ruby on Railsのコースを担当しています。

そこで、受講生からよく聞かれる、Railsアプリケーションの開発中に遭遇するマイグレーションエラーについて、具体例を挙げて解説します。

## 1. `ActiveRecord::PendingMigrationError` – マイグレーションが保留状態のときの解決策

**問題のある状況:**
新しいマイグレーションファイルを作成したが、`rails db:migrate`を実行していない場合に発生します。

“`bash
$ rails s
ActiveRecord::PendingMigrationError: Migrations are pending. To resolve this issue, run:
bin/rails db:migrate
“`

**解決方法:**
マイグレーションが保留中であるため、以下のコマンドを実行してマイグレーションを適用します。

“`bash
$ rails db:migrate

元記事を表示

Railsでto_paramメソッドが呼び出せない

## 概要
SEO対策の一環として、RailsアプリケーションのURLに含まれる`id`を固有名詞に置き換える実装を行いました。
例えば、以下のようなケースです。

“`ruby
# これを
https://spocale.com/fruit/1
# 以下の形式にしたい。
https://spocale.com/fruit/apple
“`
フルーツに関する一覧ページがあり、そこから「りんご」を選択して詳細ページに飛ぶ場合を想定します。このとき、URLの`id`部分を`apple`という固有の文字列に変えたいとします。

ただし、既存のURLを突然変更すると、ブックマークなどで保存されている従来のURLが使えなくなる可能性があります。そこで、id付きの従来のURLも維持しつつ、新しい形式のURLも利用できるように実装しました。この記事では、その過程で直面した課題と解決方法についてまとめます。

## 対象読者
– Railsアプリケーションでid付きのURLを固有名詞で表示する方法

元記事を表示

find find_by whereメソッドの違いについて

レコードの検索時にfind find_by whereメソッドを使用していますが、
なんとなくフィーリングで使っていたので、それぞれの違いについてまとめてみました。
# findメソッド

findメソッドは、レコードの主キー(ID)を指定して、1件または複数のレコードを返します。重要なのは、findメソッドは与えられたIDに対応するレコードが存在することを前提としており、IDが存在しない場合は例外(ActiveRecord::RecordNotFound)が発生します。つまり、nilを返さずにエラーになります。

“`ruby:sample.rb
#IDが1のユーザーを取得
user = User.find(1)
User Load (0.6ms) SELECT `users`.* FROM `users` WHERE `users`.`id` = 1 LIMIT 1
`=> #

元記事を表示

JavaScriptでiOSのクリップボードにコピー-RilsTIL(1h)

## iOSのクリップボードにコピーする

“`javascript:clipboard_controller.js
import { Controller } from “@hotwired/stimulus”;

export default class extends Controller {
copy(event) {
event.preventDefault();
// ここにデータをfetchして加工するプログラムを記述
copyClipBoard(resData); //取得したデータをcopyClipBoardにわたす。

const copyClipBoard = (targetValue) => {
if (navigator.clipboard) {
navigator.clipboard
.writeText(targetValue)
.then(() => {
alert(“Successfully copied”);

元記事を表示

Ruby Silver勉強の参考に

先日Ruby Silverの試験に合格できたので勉強時に暗記した内容の一部です。

### 破壊的メソッド
“`
concat
pop
shift
unshift
push
delete_if
clear
“`

### 別名など
“`
delete_if → reject!
update → merge!
find_all → select
collect → map
member? → include?
select → find_all
find → detect
“`

本当に一部ですが覚えておくと試験で4~6点くらい正解できると思います!
頑張ってください!

元記事を表示

VSCodeでRubyの環境構築

# はじめに
こんにちは、見習いエンジニアのkaitoです!

今回はRubyの環境構築を書いていきたいと思います。私は長期インターンでクラウドのAWSを使ってrubyを書いていましたが、VSCodeでは書いたことがないので、勉強のつもりで記載していきます!

## 1. VSCodeのインストール
以下のサイトからVSCodeをインストールしてください⬇︎

https://code.visualstudio.com/Download

## 2. VSCodeの環境構築
左端にある上から5番目のアイコンを押して、検索でrubyと入力する。
するとrubyの拡張機能が出てきますが、推奨されていないため、代わりに`Ruby LSP`をインストールしてください。

次に検索に`Code Runner`と入力し、インストールしてください。

![スクリーンショット 2024-09-28 20.03.47.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/3886699/dd5120e7-8209-7c30-44

元記事を表示

RailsでSass自動コンパイル, assetsの設定 – RailsTIL(4h)

## tailwindとSass(dartsass)を使う
– tailwindcssをrailsにインストールすると、dartsassの自動ビルドが効かなくなるため
– dartsassの自動コンパイル設定を追記します
“`diff_ada:Procfile.dev
web: bin/rails server -b 0.0.0.0 -p 3200
css: bin/rails tailwindcss:watch
+ css: bin/rails dartsass:watch
“`

## 表示が変わらない・おかしいとき
– public/assetsの内容を全て削除
– rails assets:precompile実行時に生成され、表示に優先されます。開発時は要りません。

## それでもおかしいとき
– application.scssの内容をメモ帳にコピー、そして以下2つのフォルダ内容をすべて削除
“`
app/assets/stylesheets
app/assets/builds
“`
– 再インストールしてファイルを生成
“`
rails tailwindcss

元記事を表示

ActiveRecord::ConnectionNotEstablished connection to server on socket “/tmp/.s.PGSQL.5432” failed: fe_sendauth: no password suppliedの対処例【Rails】

## はじめに

Ruby on Railsにて、以下のエラーが発生しました。

“`ruby
ActiveRecord::ConnectionNotEstablished connection to server on socket “/tmp/.s.PGSQL.5432” failed: fe_sendauth: no password supplied
“`

## TL;DR

ローカルでRailsアプリをPostgreSQLを使用して作成していた際に、別のPostgreSQLのプロセスが残っていたために起きました。

該当プロセスを使用していないことを確認して、killしたあとに再実行することで解決しました。

## 手順

以下のコマンドを実行して、稼働しているPostgreSQLのプロセスIDを取得します。

“`jsx
$ sudo lsof -i:5432
COMMAND PID USER FD TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE NAME
postgres 600 postgres 7u IPv

元記事を表示

要素のないもののループ処理は走らない

当たり前の話だけどeachメソッドでループ回す際に、要素がないとループ処理は走らない。
“`rb
def hoge
[].each do |i|
p i
end
end

hoge
p “fuga” # fuga
“`

![スクリーンショット 2024-09-28 17.44.01.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/492674/290a8b1b-3068-9d6a-25fc-adb8ce88ec1c.png)

なので、eachの中で要素がない場合はどうなる?のテストは不要

元記事を表示

ステージングされていない変更を破棄してブランチを移る

# ブランチを移動したいけど変更したところを戻せなくて移動できない!
となったことはありませんか?

:::note alert
gitでは、衝突する変更を含む場合はブランチを移ることができません
(衝突しないなら可能)
:::

チーム開発の際、余計な変更も含めてcommitしてしまうと、
変更履歴が汚くなってしまいます😭

# 指針としては
:::note info
・変更を保持したまま、ブランチを移る
・変更を破棄してブランチを移る
:::
この二つがあると思います。

# 変更を保持したまま、ブランチを移る
*変更を一時保存する*
“`
git stash
“`
*ブランチを移動する*
“`
git checkout 移りたいブランチ名
“`
*必要に応じてstashした変更を戻す*
“`
git stash pop
“`
# 変更を破棄して、ブランチを移る
*変更を破棄する*
“`
git checkout — .
“`
*ブランチを移る*
“`
git checkout 移りたいブランチ名
“`
(まあGPTに聞けば出てくることではあるんですけどねw)

元記事を表示

クラウド環境構築(github-codespaces)

## 環境構築をクラウドで簡略化しよう!

githubのサービスで無料枠のクラウド上に環境構築が出来るサービスがあった。
これを使用すれば、rubyとrailsやその他ライブラリなどで発生するバージョンでの交互関係のエラーを
解消できるという。
コード記入はVScodeのような操作性!
個人アカウントでは、15GBのストレージと1ヶ月に120Hが無料枠で使える。
環境構築でさんざん苦しみ、初学者たちが苦しんできた事実を鑑みればとても有益にみえる。

早速、githubでリポジトリ新しく作成。

githubのメイン画面からcode→codespaceタブ→openingcodespace
で作成が出来る。

“`
rvm list
“`

ダウンロードのバージョンを確認。

適用したいのはruby3.0.1なのですがリストにありませんでした。
rvmでダウンロードします。

“`
rvm install ruby 3.0.1
“`

rials もダウンロード

“`
gem install rails v-7.0.0 -N
“`

“-N”でドキュメントのダウンロードを

元記事を表示

【Ruby on Rails】トランザクション内で定義した変数をトランザクション外でも使う方法

# はじめに

仕事でRuby on Railsを用いてバックエンド開発を行っているのですが、その中でトランザクション内で定義した変数をトランザクション外で使いたいケースが出てきたので、その方法について共有します。

# インスタンス変数を使う

その方法とは、「**インスタンス変数を使う**」ことです。インスタンス変数とは、`@hogehoge`といったように、変数の前に`@`を付与した変数になり、ブロックの外でも変数を使用したいときに用いられます。

ブロックの外でインスタンス変数を使う用途として

* クラス内のメソッドで定義された変数に対して、インスタンスを生成することで別のメソッドでも利用できるようにする(詳細記事は[こちら](https://qiita.com/mary_new_programmer/items/4c4353c3d1df7242f515))

* Controllerファイルで定義した変数をViewファイルでも利用できるようにする(詳細記事は[こちら](https://zenn.dev/ganmo3/articles/58c1f44fa50831))

が代

元記事を表示

JSONからパターンマッチで欲しい情報をサクッと取り出す

Webhookのレスポンス(JSON形式)から特定の値だけを取り出したいときにパターンマッチをつかうと便利だったので紹介します。

:::note info
以下を `irb` で直接打ち込みながら動作確認できます
:::

:::note warn
正常系・異常系を書く場合、case-inを使うほうが適切な場面もあります。
決まったレスポンスを扱うときや、取得できなかった場合の適切なエラーハンドリングをおこなう前提で使うようにすること。
:::

# シンプルなkey/value
“`rb
json = {
“id”: 1,
“name”: “John Doe”,
“email”: “johndoe@example.com”,
“registered_at”: “2024-01-15T10:30:00Z”
}
“`

## nameとemailだけほしい

“`rb
json => { name:, email: }

name
=> “John Doe”

email
=> “johndoe@example.com”
“`

# 配列の先頭の住所を取得

元記事を表示

dockerで一回コンテナから出てから作業して、また入り直す。

# コンテナから出て作業するのってどうすれば?
と思ったので書こうと思いました。結論としては、

*コンテナ内から出る*

まず、現在コンテナ内にいる場合は、exit コマンドを実行してシェルを終了し、ホストマシンに戻ります。
“`
exit
“`
/ここで諸々作業する

*再度コンテナに入る*
その後、以下のコマンドを使って、元の作業していたコンテナに再度入ります。
“`
docker exec -it コンテナ名 /bin/sh
“`
### 流れ
– exit でコンテナ内のシェルから抜ける。
– コンテナが実行中であれば、*docker exec -it コンテナ名 /bin/sh* で再度シェルに接続できる。
これで問題なくコンテナ内に再度入れます!

元記事を表示

OTHERカテゴリの最新記事